ダイビング情報

ダイビング用語

ダイビング用語

ウエイト・システム

そのほとんどが鉛のウエイトとナイロンベルト等からなるベルト部、クイックリリース機能がつい ているバックル部からなり、付け心地がソフトなソフトウエイト(鉛の散弾を詰めたものや、袋状のベルトに鉛を入れたもの)などがあります。いずれも、いざ と言うときに簡単にはずす事が出来る構造になっていて、緊急時の浮力の確保が容易に出来るようになっています。このウエイトの適切な量を知らないと潜降に 苦労したり、水中の移動が大変になったり、腰の負担が増えたりとダイビング自体に影響を与えます。つける位置でバランスも崩れてくるので、注意が必要で す。

ウェットスーツ

ダイバーの体温を保持したり、外傷からダイバーを守ってくれます。ウェットスーツの保温の特徴 から体にぴったりとしているほうが保温性が高くなります。逆にきつすぎると体温の循環の妨げになったり、着る事が出来ません。タイプはいろいろあり、ワン ピース、ツーピース、シーガル、ロングジョン、ボレロ等ダイビングをする環境に合わせて選ぶ事が出来ます。

減圧症

大気圧より高い空気を呼吸する事により通常よりも過剰の窒素が体に解けこみ、その状態で呼吸し た圧力よりも低い周囲圧に戻るとき、過剰に体に溶け込んだ窒素が多すぎたり、あまりにも急激に周囲の圧力が下がったりして周囲圧の変化に溶け込んでいる窒 素の排出が間に合わなくなり、通常気泡の存在していない場所に気泡ができる状態。気泡の発生した場所により症状が異なる。また、高所でダイビングをや、ダ イビング直後に飛行機に搭乗したり、高所に移動すると減圧症のリスクは高くなります。ダイブテーブルやダイブコンピューターに従った潜水計画が減圧症のリ スクを回避してくれます。

再圧チャンバー

ダイビングの場合は減圧症の治療施設としてしようする。空気の力で加圧をし減圧症の症状がみら れない状態にしてその後徐々に大気圧に戻していくと言う治療を施す。実際に減圧症になってしまった場合は再圧治療が早ければ早いほど高い効果が得られま す。減圧症の予防は無理のないダイビングの計画とゆっくりとした浮上です。

残圧計

ダイビング中のタンクの空気の圧力をモニターするための計器。レギュレーターのファストステージの高圧ポートに柔軟性のある高圧に耐えられるホースに接続して使用します。日本の場合はkg/c?、アメリカではPSIという単位を使用する場合が多い。

スノーケル

水面に顔を付けたままにしておいても呼吸の出来る筒状のもの。スクーバ・ダイバーは潜降するま でのタンクの空気節約の目的で水面を泳ぐときや、水面で休憩するときに使用します。また、セカンドステージに咥えなおす事を考えると、マウスピース部分が フレシキブルなタイプの方が使い勝手がいいといえます。

ダイブ・コンピューター

窒素吸収の計算をしてくれて、減圧症のリスクを回避してくれる時計と水圧センサーがついていて 現実的な窒素量を計算してくれるもの。他の機能としてログメモリーや、ダイブプロフィールを表示するものもある。最近は残圧計の機能もあり残圧で後どれく らい呼吸ができるか表示してくれるものがある。

ドライ・スーツ

手首のところと首のところでシールして中に水が入ってこないようにしてあるダイビングスーツの こと。保温性が高く、直接体が水に濡れないので疲労感が少なく、伊豆方面で日帰りダイビングをしたり、寒冷地でダイビングをする場合などは便利です。最近 ではクロロプレンゴムとコーテッド・ファブリックの2種類が使用されているものが多いが、日本ではクロロプレンで作られたドライ・スーツの方が一般的で す。ドライ・スーツは適切な講習を受けてから着るようにしましょう。

ハード・スーツ

人間の体に触れる部分は1気圧にし、簡単にいうと、人間の形をした潜水艦の中にダイバーを入れ潜る装置の事。かなり特殊な潜水方法です。

フィン

ダイバーの移動を可能にするための足につけるヒレのこと。最近はスクリューの原理を応用した先が割れているフィンが主流を占めつつあります。

マスク

水中で視界をクリアにするためにつけるもの。人間の目は水中の屈折率には対応していないのでマスクがないと焦点が合いません。マスクをつけて水中のものを見ると約35%近く見え25%大きく見えるといわれています。

レギュレーター

タンクからの空気を周囲の圧力に減圧しダイバーに空気を供給する装置。ファースト・ステージとセカンド・ステージ、それをつなぐホースからなりファースト・ステージで一次減圧を行い、セカンド・ステージで周囲の圧力と同じ空気に調整をしてエアを供給する。