小さい頃に両親と一緒に沖縄で旅行に来て、イルカに触った思い出がありました。その時に、イルカの可愛さだけでなく、海の透き通るような青さが強く印象的に残っていました。
まだ子どもだったのでダイビングをすることはできませんでしたが、両親はすでにダイビングライセンスを取得していたので、自分は船の上から両親が海の中に潜って楽しそうにしているのを見ていました。
早く大人になって自分もダイビングを楽しみたいと思っていましたが、住んでいた場所が海が近くになかったので、ライセンスを取得する機会がなかなか訪れませんでした。
私は沖縄で一番綺麗な島の水納島のダイビングに興味を持ちました。水納島は水質がとても綺麗で透明度が沖縄で1番綺麗と言われています。
大学生になって、アウトドアが大好きなう友人から沖縄でダイビングライセンスを取得するつもりだけど一緒に行かないかと誘われたので、すぐに応じることにしました。講習会は最短1日で終わるということでしたが、初心者向けではなく中級者向けのライセンスを取得したいと思いました。
現地でお世話になったのがワールドダイビングという会社でしたが、事前に申し込みをしていたのでテキストやDVDをあらかじめ配布してくれました。
そのため旅立つ前から自分である程度勉強することができたので、学科講習を受けたときも内容を理解しやすいと感じました。学科講習では知識を深めるだけでなく、海の魅力や出会える生物たちについてもインストラクターの方がとても魅力的に語ってくれたので、楽しい講習になりました。
自分たちのようにライセンスを取得するために全国各地から沖縄に来ていて、講習の合間に会話をすることで仲良くなることができました。
サラリーマンの男性や、すでに定年退職をした男性、さらに結婚して沖縄に住むことになったという新婚カップルまで来ていました。参加人数が限られているので、インストラクターがそれぞれの様子をちゃんと見てくれました。
ランチは参加者全員で一緒に食べることになり、そこでも盛り上がることができました。年齢や性別、職業も異なるのに、ライセンスを取得するという目標を目指しているのが共通しているので一体感を感じることができました。
講習の後、無事にライセンスを取得した後も、一緒に参加したメンバーとはSNSでやり取りを続けています。
定年退職をした男性は、あれからダイビングにはまってしまい、半年ほど前に沖縄に移住したということでした。いつか時間があったときに、一緒にダイビングライセンスを取得したメンバーと、一緒に海を潜れたらいいなと願っています。